展覧会


展覧会情報

企画展
井伏鱒二展
1995年4月29日(土)~7月16日(日)

開催概要

井伏鱒二はその九十五年の生涯に、『山椒魚』『ジョン萬次郎漂流記』『へんろう宿』『逢拝隊長』『黒い雨』など不朽の名作を書き、日本の文学史上に輝かしい足跡を残してきた。常に人間と自然に強い好奇心と愛情を寄せた。その人柄を慕って作品を愛読する人も多い。

井伏鱒二と山梨とは、釣りの旅、疎開の地、あるいは太宰治や飯田蛇笏・龍太父子との交遊など極めて縁が深い。山梨を扱った小説・随筆としては、『侘助』『七つの街道』『小黒坂の猪』『岳麓点描』など多数あり、甲州を自在な筆遣いで描いている。

本企画は、三回忌に当たり、井伏の生涯を辿りながら、井伏の人と文学の魅力を紹介する。