展覧会


展覧会情報

開館15周年記念企画展
松本清張と木々高太郎 「推理小説」開拓の歩み
2002年9月28日(土)~12月1日(日)

開催概要

2人の「推理小説」開拓者。 昭和25年「西郷札」で遅咲きのデビューを果たした松本清張はその掲載誌を何人かの作家に送っている。その中の1人に、甲府市出身の探偵小説家・木々高太郎がいた。探偵小説の芸術性を持論とする木々は、その頃「推理小説」という名称を提唱していた。清張は木々に「このような小説でも推理小説になるでしょうか」と尋ねる。木々は早速返事をだした。大変立派なものだから矢つぎ早にこの種のものを書くように。発表誌がなければ自分が知人に話してもよい、と。そして生まれたのが清張の芥川賞受賞作「或る『小倉日記』伝」であった。後に、「点と線」など動機の重要性と犯罪の社会性を重視した「社会派推理小説」によりベストセラー作家への道を歩んでいった清張の、それは第一歩であった。