山崎方代は山梨県東八代郡右左口村(現甲府市)に生まれ、少年期より地元青年団活動の中で短歌を始めました。1938(昭和13)年、母を亡くし父と共に横浜の姉を頼って故郷を離れ、1941(昭和16)年に召集され、南方戦線で右目を失明、左目も視力の大半を失いました。その作品には戦争で傷ついた魂、故郷思慕などの複雑な情がこめられています。本展では、書、歌稿、書簡、愛用品など約150点により、方代の生涯と短歌の魅力を紹介します。
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