展覧会


展覧会情報

春の常設展 李良枝 イ・ヤンジ
2016年 3月15日(火)~6月5日(日)

開催概要

常設展示室では、春夏秋冬年4回の展示替えとともに、選りすぐりの資料を期間限定で紹介するコーナーを設けています。春の常設展では、山梨県出身で「由煕(ユヒ)」により芥川賞を受賞した作家・李良枝(イ・ヤンジ)の資料を公開します。

 

李良枝 イ・ヤンジ 1955~1992

山梨県南都留郡西桂町生まれ。本名田中淑枝(よしえ)。富士吉田市で育ち、県立吉田高校中退後、京都府立鴨沂(おうき)高校へ編入。日本史の授業を通して、在日朝鮮人二世の自分の血、民族のことを考えるようになる。1980年、初めて韓国を訪れ、韓国の舞踊と出会う。1982年、ソウル大学国語国文学科に入学。ソウルの下宿で書き上げた「ナビ・タリョン」をはじめ、「かずきめ」「刻」が芥川賞候補となる。1989年、「由煕(ユヒ)」により第100回芥川賞受賞。1992年、長編の「石の聲」執筆中に急逝。
 

【会 場】山梨県立文学館 展示室A
【展示期間】2016年3月15日-6月5日
【休館日】月曜日(5月2日は開館いたします)
【時間】9:00-17:00(入室は16:30まで)
【観覧料】

 

     常設展
   個人

団体(20名以上)

一般

   320円

250円
大学生    210円 170円

65歳以上の方、障がい者及び介護者、並びに高校生以下の児童・生徒の観覧料は無料です。

県内宿泊者は団体料金となります。

 

 

展示資料より

おもな展示資料

・「ナビ・タリョン」草稿

・「由煕」草稿

・芥川賞正賞 懐中時計

・ソウル大学卒業証書・記念盾

・遺作「石の聲」草稿