展覧会


展覧会情報

開館15周年記念企画展
樋口一葉展Ⅰ われは女なりけるものを ―作品の軌跡―
2004年7月3日(土)~8月22日(日)

開催概要

樋口一葉は、24年8か月の短い生涯に、未完も含めて22編の小説を発表しました。なかでも「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」など晩年の名作は、今もなお文学史に鮮やかな光彩をはなっています。そこには一葉が見つめた明治の東京と、社会の底辺で過酷な運命に向き合った女性たちの姿が描かれています。本展では、処女作「闇桜」から最後の小説「われから」までの未定稿・原稿・初出雑誌などを出品、成立過程をたどると共に、描かれた作品世界に迫っていきます。なお、このたび当館が新たに収蔵した「にごりえ」未定稿36枚を公開します。