累計発行部数1,000万部を突破した絵本「だるまさん」シリーズの作者かがくいひろしは、特別支援学校の教員でした。障がいのある子どもたちと向き合い、ともに過ごした経験がのちの絵本づくりへと繋がり、50歳で絵本作家としてデビューしました。本展では、原画やアニメーションで絵本の世界を楽しんでいただくとともに、かがくいひろしがアイデアを書き留めたノート、教員時代に手がけた教材などから創作の原点に迫ります。
檜細工師三浦宏氏が制作した一葉の小説「にごりえ」の舞台となる銘酒屋・菊の井や終の棲家となった丸山福山町の家などの模型と、模型の内部や外観を針穴写真家田所美惠子氏が撮影したモノクロ写真を展示。一葉の作品世界と明治の暮らしの息づかいを感じてください。
1926年の昭和元年から、1989年に平成の時代に移るまでの62年余り、昭和の時代は戦争を挟んで、政治や社会制度、人々の価値観や生活様式も大きく変化しました。その時代のうねりのなかで生み出された昭和の文学を〝小説〟のジャンルに焦点をあててふり返ります。
芥川龍之介、正宗白鳥、谷崎潤一郎、室生犀星、木々高太郎、井伏鱒二、山本周五郎、林芙美子、太宰治、檀一雄、武田泰淳、深沢七郎、辻邦生、津島佑子、李良枝など、昭和を代表する作家たちの原稿や書簡、書画などの直筆資料や、図書・雑誌など約110点余を展示します。
2025年に新たに収蔵した資料より、樋口一葉・飯田蛇笏・芥川龍之介・村岡花子・山本周五郎・山崎方代・飯田龍太 などの、原稿や手紙、書画などを展示します。作家の創作の現場を直筆資料から想像してみてはいかがでしょうか。
常設展では、季節ごとの展示替えの際、特設のテーマ展示のコーナーを設けています。
令和8年度春のテーマ展示は、歿後50年を迎える小説家・檀一雄(1912~1976 都留市生まれ)を紹介します。
檀一雄は、1951(昭和26)年に「真説石川五右衛門」「長恨歌」で第24回直木賞を受賞し、私小説や歴史小説など様々なジャンルの小説を発表していきました。15年以上かけて執筆された「火宅の人」は代表作として知られています。
展示では、檀一雄の自筆原稿や書画、書簡、著書などをご覧いただきます。