展覧会


年間スケジュール

企画展

企画展「ミステリーの系譜」
2021年9月18日(土)~11月21日(日)

卓抜な着想とトリックで傑作を書き、日本の探偵小説を牽引した江戸川乱歩(えどがわ らんぽ 1894~1965)。金田一耕助(きんだいち こうすけ)シリーズで本格的な長編推理小説の興盛へと導く横溝正史(よこみぞ せいし 1902~1981)。「人生の阿呆」で直木賞を受賞し、「探偵小説」を深化させた「推理小説」という名称を提唱した甲府市出身の木々高太郎(きぎ たかたろう 1897~1969)。日本のミステリー(推理小説)の草創期から現代までをたどり、その魅力と人気の秘密を探ります。

特設展

特設展「文学の中の富士山」
2021年7月17日(土)~8月29日(日)
※臨時休館の期間が、9月12日(日)まで延長したことに伴い、閉幕しました。
 

富士山は、古来より詩歌や散文などの文学作品に数多く描かれてきました。
本展では、芥川龍之介が旧制第一高等学校時代に書いた作文、太宰治の手紙、草野心平の絵画など富士山に関連した直筆資料を中心に展示。作家が表現した様々な富士山の姿を、「暮らし」「ビュースポット」「アウトドア」など身近なテーマを通して楽しめます。

特設展「作家の愛用品」
2021年4月24日(土)~6月20日(日)

作品の執筆や、日常生活、趣味など、作家が様々な場面で愛用した品から、作家の暮らしや作品に思いを馳せ、作家を身近に感じてもらう展覧会です。 樋口一葉の髪飾り、飯田蛇笏の硯、芥川龍之介の財布、太宰治のノート、深沢七郎のギターなど、作家が愛用した品々を、エピソードや作品とともに紹介します。

◆ みどころ  

・樋口一葉の日本髪を飾った髪飾り  

・重ねて持ち運びができる飯田蛇笏の句会用の硯  

・芥川龍之介の革製財布  

・太宰治が甲府空襲で避難するときに持っていたノート  

・小説家でありギタリストでもあった深沢七郎が愛用したギター

特設展
「飯田龍太展 生誕100年」
2021年1月23日(土)~3月21日(日)

飯田龍太宛井伏鱒二書簡 収蔵後初展示

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○井伏鱒二の飯田龍太宛書簡263通が、2020年6月14日に寄託資料として新たに収蔵されました。1月23日(土)より開催する特設展「飯田龍太展 生誕100年」でその一部を、収蔵後初めて展示します。

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 井伏鱒二 飯田龍太宛書簡 1969(昭和44)年2月15日

 前年刊行した龍太の句集『忘音(ぼうおん)』が、第20回読売文学賞を受賞。授賞式に出席することを伝え、

aa井伏を中心とする甲州を旅する会の「幸富講(こうふこう)」で、お祝いに釣り竿を贈りたいと提案してい

aaる。

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 井伏鱒二 飯田龍太宛書簡 1976(昭和51)年6月20日消印

 グレープフルーツの種が芽を出し、花を咲かせたことから、いろいろな種類の蜜柑の実生(みしょう)や接(つ)

aaぎ木による成長に話題を巡らせた随筆を書いてみたいと伝える。井伏の随筆「蜜柑の木」は、龍太の主宰す

aa俳句雑誌「雲母」1977年4月号に掲載された。

  

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 俳人の飯田龍太(いいだ りゅうた 1920.7.10~2007.2.25)は、山梨県笛吹市境川町(ふえふきしさかいがわちょう)に生まれ、86年の生涯のほとんどをこの地で過ごしました。生誕100年を記念して、自筆資料を中心に、龍太の俳句や随筆の魅力を見つめ直していきます。

 また、境川の自宅・山廬(さんろ)での生活の様子や、幅広い交友など龍太の素顔を紹介します。

 

飯田龍太(いいだ りゅうた)

 1920(大正9)年7月10日、山梨県笛吹市境川町に俳人・飯田蛇笏の四男として生まれた。三人の兄を戦争と病で失うと、定住の意志を固め、蛇笏が主宰する俳誌「雲母(うんも)」の編集に従事した。1954(昭和29)年8月、第一句集『百戸の谿(ひゃっこのたに)』を刊行、「第二芸術論」「社会性俳句」の議論に湧く戦後俳壇に伝統派の旗手として登場した。1962年10月に蛇笏が亡くなると「雲母」の主宰となり、全国各地の句会に出席、指導する一方、鑑賞・評論・随筆へと活動を広げていった。通信俳句講座の監修や新聞の投稿欄の選なども担当し、俳句を詠みかつ味わう楽しさ、俳句を通して日常生活を豊かにしていくよろこびを、平明な言葉で幅広い世代に語りかけた。俳句人口がかつてないほど増大し、俳壇の第一線に立った龍太は、最後の句集となった『遲速(ちそく)』を刊行した翌年の1992(平成4)年に、「雲母」を8月発行の900号で終刊とする決意を述べ、社会的に大きな話題となった。以後、15年間、俳句を発表することなく2007年2月、86歳の生涯を終えた。

常設展

秋の常設展
期間限定公開コーナー
山梨の現代作家  辻村深月
2021年9月14日(火)~11月28日(日)

*常設展示室では、春夏秋冬年4回の展示替えとともに、選りすぐりの資料を期間限定で紹介するコーナーを設けています。

秋の常設展では、現代の文学界の第一線で活躍する笛吹市出身の小説家・辻村深月を紹介します。2004(平成16)年に第31回メフィスト賞を受賞したデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」浄書原稿ほか、第32回吉川英治文学新人賞受賞の『ツナグ』署名本、第147回直木賞受賞の『鍵のない夢を見る』単行本、第15回本屋大賞受賞の『かがみの孤城』署名本などを展示します。

夏の常設展
期間限定公開コーナー
山梨の現代作家 林真理子
2021年6月8日(火)~8月29日(日)
※臨時休館の期間が、9月12日(日)まで延長したことに伴い、閉幕しました。
 

*常設展示室では、春夏秋冬年4回の展示替えとともに、選りすぐりの資料を期間限定で紹介するコーナーを設けています。

夏の常設展では、1982(昭和57)年のデビュー作『ルンルンを買っておうちに帰ろう』から第一線で活躍し続ける山梨市出身の作家・林真理子を紹介します。

山梨を舞台にした小説『葡萄が目にしみる』やNHK大河ドラマの原作となった『西郷どん!』などの直筆原稿を展示します。