展覧会


展覧会情報

企画展
芥川龍之介の手紙 敬愛する友 恒藤恭へ
2008年4月26日(土)~6月22日(日)

開催概要

芥川龍之介は、1910(明治43)年に第一高等学校に入学、そこで生涯にわたって敬愛する友人(旧姓井川)と出会いました。二人はともに芝居や展覧会に出かけ、文学や哲学について議論し、友情を育みました。芥川は大学入学を前に「君によつて初めて拍たれたINTELLECTの銀盤はうつ手がなくなつた後も猶ひヾく事が出来るか」と恒藤と離れる寂しさと不安を告げています。卒業後も交友は続いて、芥川は書簡のなかで、失恋の悲しみや将来への希望を綴っています。本展では恒藤宛書簡を中心に、若き日の芥川の苦悩と二人の友情の軌跡をたどります。