展覧会


展覧会情報

企画展
石川啄木 愛と悲しみの歌
2012年4月28日(土)~6月24日(日)

開催概要

 

石川啄木(一八八六~一九一二)は岩手県に生まれ、盛岡中学時代に文学に目覚め、与謝野鉄幹主宰の雑誌「明星」の詩人として出発します。上京、帰郷、そして北海道への転居を経て、再度、東京での再起にかけますが、肺結核で二十六年二か月の短い生涯を終えました。

文壇に認められない挫折の中で、貧苦にあえぎながら、その心境を詠んだ三行書きの口語短歌には、現代にも愛誦される名作が多く、独自の鮮烈な詩情に溢れています。

本展では、日本近代文学館の石川啄木資料を中心に、石川啄木の生涯と文学作品を顕彰し、没後百年を経た今なお読み継がれる作品の魅力を紹介します。