展覧会


展覧会情報

開館25周年記念企画展 
谷崎潤一郎展 文豪に出会う
2014年9月27日(土)~11年24日(月)

開催概要

明治から昭和にかけて、「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など現代に読み継がれる名作を残した文豪・谷崎潤一郎(1886~1965)。なかでも「細雪」は、1939(昭和14)年から執筆をはじめ、軍部の弾圧で連載中止になりながらも、終戦をはさむ8年の歳月をかけて完成しました。『細雪』下巻には、1942年に松子夫人と河口湖畔の富士ビューホテルに滞在したときの情景が、描かれています。一方、「源氏物語」の現代語訳にもとりくみ、戦前戦後にかけて三度刊行されました。戦後も引き続き旺盛な創作力で、「鍵」「瘋癲老人日記」などで話題を集めました。本展では原稿、書簡、書画など約120点の資料により、谷崎潤一郎の生涯と豊穣な作品世界に迫ります。