飯田蛇笏、飯田龍太の主宰した俳句雑誌「雲母」が1915(大正4)年に創刊されてから100年を迎える今年、季語をテーマに、広く俳句文芸の魅力と奥行きを探ります。
季語は、日本の自然、風土、人々の暮らしに育まれながら、俳句文芸に豊かな広がりをもたらしてきました。俳句を詠み、季語を味わうことで、人々は「季節を生きる喜び」を再確認してきました。
本展では、近代俳句が生み出した数々の名句を、作者直筆の資料で紹介します。また、「雲母」の歴史をふりかえるとともに、歳時記、句会など俳句創作に関わる資料を展示。俳句や季語の魅力を現代の視点から問い直します。