展覧会


展覧会情報

秋の常設展 武田泰淳と富士
2016年8月30日(火)-12月4日(日)

開催概要

常設展では、春夏秋冬年4回の展示替えとともに、選りすぐりの資料を期間限定で紹介するコーナーを設けています

 

の常設展では、武田泰淳(たけだ たいじゅん)の資料を期間限定で公開します。

 

 

 

 

淳は、1964(昭和39)年に南都留郡鳴沢村の富士桜高原に山荘を建て、東京の自宅とを往復しながら滞在していました。代表作の一つである長編小説「富士」は、1969年から2年にわたって文芸雑誌「海」に連載され、終戦直前の富士山麓にある精神病院を舞台に、人間の正常と異常を鋭く描きました。

 

武田泰淳 たけだ たいじゅん 19121976

東京生まれ。住職の次男として生まれ育ち、父の師・武田芳淳の跡を継ぎ武田姓となる。1931(昭和6)年、東京帝国大学支那文学科に入学、1934年に竹内好らと中国文学研究会を作る。1937年に召集を受け、2年間中国に派遣される。19446月に再び上海に渡り、中日文化協会に就職、上海で敗戦を迎える。

戦後、上海での体験を元に「審判」「蝮のすゑ」「風媒花」「ひかりごけ」などを発表。「森と湖のまつり」「富士」などの長編小説も多数描く。

 

【会 場】山梨県立文学館 展示室A
【展示期間】2016年8月30日(火)-12月4日(日)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日、1121日は開館いたします)、1124()
【時間】9:00-17:00(入室は16:30まで)
【観覧料】

 

     常設展
   個人

団体(20名以上)

一般

   320円

250円
大学生    210円 170円

65歳以上の方、障がい者及び介護者、並びに高校生以下の児童・生徒の観覧料は無料です。

県内宿泊者は団体料金となります。

展示資料より

おもな展示資料

主な展示資料

 

・武田泰淳富士特製愛蔵本 

 197210月 中央公論社

 

・司 修富士挿絵原画エッヂング

 

・武田泰淳「小事」原稿

 「文藝時代」19488月掲載

 

・武田泰淳「L恐怖症」原稿

 「近代文学」19499月掲載

 

・武田泰淳「勝負」原稿 

 「改造」19524月掲載

 

・武田泰淳「士魂商才」原稿

 「文学界」19571月掲載