展覧会


展覧会情報

特設展 作家のデビュー展
2017年7月15日(土)ー8月27日(日)

開催概要

 

山梨にゆかりの深い作家のデビューの頃に注目し、作品の魅力や、デビュー当時のエピソードを紹介します。樋口一葉、芥川龍之介、太宰治など、近代作家の初期の名品にまつわる資料を展示。また、山梨県出身で現在活躍中の林真理子、保坂和志、神永学、辻村深月の直筆も見ることができます。このほか、本県ゆかりの中村星湖、谷崎潤一郎、村岡花子、宮沢賢治、深沢七郎のデビューの頃も紹介します。

 

同時開催「文豪ストレイドッグス×山梨県立文学館コラボレーション企画」

「作家のデビュー展」会期中には、コミックやアニメで人気の「文豪ストレイドッグス」とのコラボレーション企画も開催されます。詳しくは下のPDF版チラシか、画面下のコラボレーション情報をご覧ください。

※文豪ストレイドッグスコラボレーション企画の缶バッジ・リーフレットは多くのお客様に差し上げたいので、お一人に多数のバッジ・リーフレットをお渡しする事はお断りする場合があります。なにとぞご了承ください。

 

【会場】山梨県立文学館 展示室C

【会期】2017年7月15日(土)~8月27日(日)

【休館日】7月18日(火)、24日(月)、31日(月)、8月21日(月)

【時間】 9:00~17:00(入室は16:30まで)

【観覧料】本特設展は常設展チケットでご観覧いただけます。

     常設展
   個人

団体(20名以上)

一般

   320円

250円
大学生    210円 170円

※高校生以下の児童・生徒の観覧料は無料。

※65歳以上の方、障がい者手帳をご持参の方と介護の方1名は無料。                                    

※県内宿泊者は団体料金となります。

 

展覧会のチラシをPDFでご覧いただけます。                                                                      

特設展作家のデビューチラシ.pdf

展示資料より

おもな展示資料

◎樋口一葉 「半井桃水(なからいとうすい)あて書簡下書き」(部分) 1892(明治25)年秋 当館蔵

樋口一葉は、小説の師・半井桃水(なからいとうすい)が創刊した文芸雑誌「武蔵野」に処女作「闇桜」を発表し、小説家としての第一歩を踏み出した。しかし、歌塾・萩の舎で二人の関係が噂されるようになったため、二人はしばらく交際を絶つ。本書簡は、その頃に一葉が桃水にあてて書いたもの。「新聞の上にてお作を拝し候時のミ少しなぐさむ心地に御坐候」などの文言には、会えない中で高まりゆく思慕の情が表されている。

 

◎芥川龍之介 「羅生門(らしょうもん)」関連ノート 当館蔵

芥川龍之介の学生時代のノートに記された、「羅生門」に関連する草稿。「羅生門」は、第一短編集『羅生門』のタイトルにもなった初期の代表作で、現在では高校教科書に広く採用されている。発表された本文では、主人公の呼称は「下人」となっているが、関連ノートや草稿には、「一人の侍」「交野平六」「一人の男」「交野五郎」など、様々な呼び名が使われており、推敲を重ねた跡が見られる。

 

◎太宰治 「陰火(いんか)」原稿 当館蔵

「誕生」「紙の鶴」「水車」「尼」の四編から構成され、活字となった作品のなかで「太宰治」の署名で現存する最も古い原稿とされる。一枚目の原稿の欄外には、鉛筆で「「文藝雑誌」四月号原稿。校正伏してお願ひ申しあげます。句讀点に注意ねがふ。」と書かれている。本作品は、1936(昭和11)年4月に、砂子屋書房発行の「文藝雑誌」に発表された後、同社から刊行された太宰の第一創作集『晩年』に収録された。

 

 

 

 関連イベント

 

◎辻村深月講演会「フィクションの向こう側」

【講師】辻村深月(小説家) 聞き手 三枝昻之(当館館長、歌人)

【日時】7月30日(日)13:30~

【会場】講堂 定員500名

【参加費】 無料

 

◎年間文学講座3「太宰治 デビューの頃」

【講師】伊藤夏穂(当館学芸員)

【日時】8月3日(木)14:00~

【会場】研修室(定員150名)

【参加費】無料

*年間文学講座3は、平成29年5月~平成30年1月まで4回開講される連続講座です。

 

*関連イベントはお電話か当館受付でお申し込み下さい。

*辻村深月講演会は当館ホームページからもお申し込みできます。

(ファックス不可)

☆申し込み先☆

山梨県立文学館TEL.055-235-8080

 

【閲覧室資料紹介】「山梨に生まれた作家たち」

山梨で生まれ、現在活躍中の林真理子、保坂和志、神永学、辻村深月を取りあげ

紹介します。

【会期】2017年7月15日(土)~8月27日(日)

【時間】9:00~19:00まで(土曜・日曜・祝日は18:00まで)

【場所】1階閲覧室(入場無料)

 

【作家のデビュー展会期中 同時開催】

文豪ストレイドッグス×山梨県立文学館コラボレーション企画

 

 

 

(1)オリジナルイラストを展示

春河35先生描き下ろしのイラストをパネル展示します。スーツの芥川龍之介と、スカートの樋口一葉を見ることができます。

 

(2)オリジナル缶バッジをプレゼント

「作家のデビュー展」をご覧の方で、展示クイズにお答えいただいた方にオリジナル缶バッジをプレゼントします。

※缶バッジは、お一人様1回のご観覧+1回のクイズご回答につき1個を贈呈いたします。各種缶バッジは、在庫がなくなり次第、終了となります。

 

(3)スタンディ&パネル展示

芥川龍之介と、樋口一葉のスタンディが登場。文豪ストレイドッグスのキャラクターたちのパネルも展示します。

 

(4)展示をより楽しめるリーフレット

「作家のデビュー展」のポイントを解説したリーフレットがもらえます。リーフレットには辻村深月先生のキャラクターが登場します。

※リーフレットは、お一人様1回のご観覧につき1枚を差し上げます。在庫がなくなり次第、終了となります。