2020年は「山梨の文学碑」をテーマとし、夏の常設展では甲府市右左口町にある山崎方代 「ふるさとの右左口邨(むら)は骨壺の底にゆられてわが帰る村」の歌碑を紹介します。
山梨県甲府市右左口町生まれ。地元の青年団活動の中で短歌を始めた。1938(昭和13)年、母 を亡くし病身の父とともに横浜の姉を頼って離郷。1941年に召集され、南方戦線で右眼を失明、 左目も視力の大半を失った。終戦後帰国し、しばらくの放浪生活の中で短歌の創作・同人誌活 動を行い、1972年、鎌倉市に居を定めた。1975年、雑誌「短歌」の第一回愛読者賞を受賞し、 歌壇の評価を得た。歌集に『方代』『右左口』『迦葉(かしょう)』など。
・山崎方代 「ふるさとの右左口邨は骨壺の底にゆられてわが帰る村」軸装
・山崎方代歌碑 除幕式写真
・方代の愛用品
*このほか、「飯田蛇笏・飯田龍太記念室」では、夏の俳句の書画を中心に展示します。
樋口一葉、芥川龍之介、太宰治など、山梨出身・ゆかりの作家コーナーの資料を一部入れ替えます。
2020年5月22日(金)~ 8月30日(日)は、山梨県出身・ゆかりの小説・評論・随筆・翻訳・ジャーナリズム・戯曲・脚本・童話・童謡のジャンルの作家49名を紹介します。
名 称: 2020(令和2)年度 夏の常設展 期間限定公開
山梨の文学碑1 山崎方代
「ふるさとの右左口邨(むら)は骨壺の底にゆられて吾が帰る村」
甲府市右左口町
会 場: 山梨県立文学館 2F 展示室A
会 期: 2020年5月22日(金)~2020年8月23日(日)
休 館 日: 月曜日(8月10日は開館)
開館時間: 午前9:00~午後5:00(入室は午後4:30まで)
主 催: 山梨県立文学館