展覧会


展覧会情報

秋の常設展 期間限定公開
山梨の文学碑2
芥川龍之介「藤の花軒端の苔の老いにけり」
北杜市長坂町清光寺境内  
2020年8月25日(火)~11月29日(日)

開催概要

*常設展示室では、春夏秋冬年4回の展示替えとともに、選りすぐりの資料を期間限定で紹介するコーナーを設けています。

2020年は「山梨の文学碑」をテーマとし、秋の常設展では北杜市長坂町清光寺境内に建つ芥川龍之介 「藤の花軒端の苔の老いにけり」の句碑を紹介します。

 

左:芥川龍之介筆 「藤の花軒端の苔の老いにけり」軸装 句碑に刻まれた文字のもとになった書。

右:芥川龍之介句碑

「藤の花軒端の苔の老いにけり(ふじのはなのきばのこけのおいにけり)」

北杜市長坂町(ほくとし ながさかちょう) 清光寺(せいこうじ)境内

 

 

 

■ 芥川龍之介と清光寺  

芥川龍之介(1892~1927)は、1923(大正12)年夏、現在の北杜市長坂町の清光寺で開催された夏期大学の講師として、8月2日から5日まで滞在、 3、4、5日の午前中に、人生と文芸について講義を行った。この夏期大学は、山梨県北巨摩郡教育会の主催によるもので、その運営には北巨摩郡教育会会長をつとめる堀内柳南(本名常太郎)が尽力した。「藤の花」の書は芥川みずからが筆を執り、柳南に贈ったものである。

句碑は芥川の来訪70年を記念して清光寺の境内に建てられ、1993(平成5)年12月8日に除幕式が行われた。

 

 

 

 


 

主な展示資料

・芥川龍之介筆 「藤の花軒端の苔の老いにけり」軸装 句碑に刻まれた文字のもとになった書。

・「朝陽日報」  夏期大学の様子を伝えているガリ版刷りの新聞。

 

 

*このほか、「飯田蛇笏・飯田龍太記念室」では、夏の俳句の書画を中心に展示します。

樋口一葉、芥川龍之介、太宰治など、山梨出身・ゆかりの作家コーナーの資料を一部入れ替えます。

 

 

【常設展第5室(展示室B)】                        

2020年5月22日(金)~8月30日(日)は、山梨県出身・ゆかりの小説・評論・随筆・翻訳・ジャーナリズム・戯曲・脚本・童話・童謡のジャンルの作家を、10月3日(土)~2021年3月7日(日)は、詩・短歌・俳句・川柳・漢詩のジャンルの作家を展示します。

 


開催概要

名  称: 2020(令和2)年度 秋の常設展 期間限定公開         

        山梨の文学碑2 

        芥川龍之介「藤の花軒端の苔の老いにけり」

        北杜市長坂町

会  場: 山梨県立文学館 2F 展示室A

会  期: 2020年8月25日(火)~2020年11月29日(日)

休 館 日: 月曜日(9月21日、11月2日、23日は開館)、9月23日(水)、11月24日(火)   

        開館時間: 午前9:00~午後5:00(入室は午後4:30まで)

主  催: 山梨県立文学館