展覧会


展覧会情報

春の常設展
期間限定公開コーナー
山梨の現代作家
保坂 和志(ほさか かずし)
2022年3月8日(火)~6月5日(日)

開催概要

春の常設展では、1990(平成2)年に「プレーンソング」でデビューし、「この人の閾(いき)」(1995年)で芥川賞を受賞した保坂和志(1956年 山梨県生まれ)を紹介します。 デビュー作の「プレーンソング」浄書原稿、最新刊『猫がこなくなった』収録の短編「夜明けまでの夜」の自筆原稿など、約20点の資料を展示します。

 

■ 保坂 和志(ほさか かずし)

1956(昭和31)年、山梨県南巨摩郡(みなみこまぐんますほちょう・現在の富士川町)に生まれ、鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。

1990(平成2)年、「プレーンソング」で作家デビューし、「この人の閾(いき)」(1995年)で芥川賞を受賞。その後も「季節の記憶」(1997年 谷崎潤一郎賞、平林たい子文学賞)、「未明の闘争」(2013年 野間文芸賞)、「こことよそ」(2018年 川端康成文学賞)など、数々の話題作を発表し続けています。

このほか著書に、『カンバセイション・ピース』「小説の自由』『カフカ式練習帳』『朝霧通信』『地鳴き、小鳥みたいな』『読書実録』『猫がこなくなった』など多数。

2022年以降、コロナ禍により中断していた「小説的思考塾」をオンラインで再開。「小説家自身の発信」として注目されている。

 

デビュー作「プレーンソング」の浄書原稿

 

 

「夜明けまでの夜」原稿

「文學界」2019(令和元)年12月掲載

 


 

■ 主な展示資料

・「プレーンソング」浄書原稿  (2017年の当館特設展「作家のデビュー展」のために執筆)

・「夜明けまでの夜」原稿

・『小説の誕生』署名本(2006年9月 新潮社)、エッセイ集『猫の散歩道』署名本(2011年2月 中央公論新社)などの著書

 


 

このほか、「飯田蛇笏・飯田龍太記念室」では、春の俳句の書画を中心に展示します。

樋口一葉、芥川龍之介、太宰治など、山梨出身・ゆかりの作家コーナーの資料を一部入れ替えます。

 


開催概要

名  称: 2022(令和4)年度 春の常設展 期間限定公開コーナー

      「山梨の現代作家 保坂和志」

会  場: 山梨県立文学館 2F 展示室A

会  期: 2022年3月8日(火)~6月5日(日)

休 館 日:     月曜日                             

開館時間:   9:00~17:00(入室は16:30まで)

主  催: 山梨県立文学館