展覧会


展覧会情報

特設展
「文芸雑誌からZINEジンへ」
-古今同ZINE誌-
2022年7月16日(土)~8月28日(日)

開催概要

 太宰治が青森中学校時代に作品を発表した同人誌である「蜃気楼」(当館初展示、全冊揃いでの所蔵は当館のみ)や、学生時代の芥川龍之介が友人とともに手書きで作った回覧雑誌など、作品発表の場となってきた文芸雑誌。一方、現代では若年層を中心にテーマや表現方法など自由に構成する冊子「ZINE(ジン)」の制作が広がっています。近代文学を彩ってきた文芸雑誌や、進化を続ける「ZINE」の現状を第1部、第2部に分けて紹介します。

 

【名称】特設展「文芸雑誌からZINEジンへ -古今同ZINE誌-」

【会場】山梨県立文学館 展示室C

【会期】2022年7月16日(土)~8月28日(日)

【休館日】月曜日(7月18日、8月15日は開館)、7月19日(火)

【開館時間】展示室 9:00~17:00(入室は16:30まで)

      閲覧室 9:00~19:00(土・日・祝日は18:00まで)

【観覧料】常設展観覧料でご覧いただけます

 一般 330円(260円) 大学生 220円(170円) ※( )内は20名以上の団体料金・県内宿泊者割引料金です。

 高校生以下の児童・生徒、65歳以上の方、障害者手帳をご持参の方、及びその介護をされる方は無料です。

 

 

 

おもな展示資料

第1部 ZINEって何?ZINEを楽しもう
 ZINE(ジン)とは個人やグループが好きなテーマを自由な手法で冊子にまとめたものです。小説や詩、短歌、俳句、写真やイラストなど、ジャンルや表現方法は問いません。海外では自己を表現するためのメディアとしてSNSと同様に人気があり、日本でも若年層を中心として創作の輪が広がっています。
 本展ではZINEについて知ってもらうために、ZINEの作り方をはじめとし、音楽、ファッション、地域、食など多彩なテーマで作られた県内外のZINEを紹介します。実際に手に取って楽しめるコーナーも用意しました。色づかいや紙の種類、製本方法など細部にまでこだわったZINEの世界をのぞいてみてください。

 


吉田朝麻 編集「日常茶飯ZINE」vol.0号
2021(令和3)年11月

2021年に静岡県掛川市で開催された「かけがわ茶エンナーレ」の事業の一環として、一般参加者が書いたページを、アーティスト吉田朝麻氏が一冊に編集したZINE。

大村梓、『トート』編集部 編集・発行
「トート」第2巻第2号 2021(令和3)年10月

山梨県立大学の学生が毎号「リズム」といったテーマを決めて、同大学の大村梓先生が中心となり、編集・発行したZINE。各自が小説や詩、漫画など各自の好みの手法でテーマを表現している。


長田結花「春と夏 2017-2018」
2018(平成30)年8月

山梨県出身のイラストレーターである長田結花氏
が制作。書籍装画や文芸誌挿絵などの仕事を手が
ける長田氏が個人的な作品をまとめたZINE。
イラストのみで構成されており、柔らかなタッチ
の画風で少女たちを優しく描き出している。

 

 

 

第2部 芥川龍之介と太宰治の同人誌
 学生時代の芥川龍之介や太宰治は、同人誌に小説などを発表し、仲間の作品に刺激を受けながら創作に励んでいました。また自ら中心となって雑誌を発行し、編集やデザインに手腕を発揮することもありました。近代文学を代表する2人の作家の草創期の活躍が見られる文芸雑誌を紹介します。

 

当館初展示(全冊揃いでの所蔵は当館のみ)
新収蔵資料「蜃気楼」全12冊 一挙公開
太宰治が中学校時代に編集・発行した同人誌

 太宰治(本名・津島修治)が青森中学校時代に編集発行人となり刊行した同人誌。級友や弟の礼治らとともに1925(大正14)年11月に創刊し、1927年2月まで通巻12冊を発行した。太宰はほぼ毎号創作を発表し、編集・校正・原稿の取りまとめに至るまで担当した。

 

 


芥川龍之介の回覧雑誌「日の出界」
江東尋常小学校時代に芥川が中心となって自身と級友たちの創作原稿を集め編集、1冊にまとめて回覧し、皆で楽しんだ。芥川の著作に「冒険小説 不思儀」「ウェールカーム」などの作品がある。

太宰治(津島修治)編集・発行
「細胞文藝」創刊号 1928(昭和3)年5月

太宰が弘前高等学校時代に主宰した同人誌。 創刊号では自ら表紙の図案を手がけ、生家を告発する内容の「長篇小説 無間奈落」を発表した。

 

関連イベント

※関連イベントはワークショップを除き参加無料です。定員になり次第申込を締め切ります。

 

■ワークショップ「小さな本-ZINE-作り教室」

  【日時】7月23日(土) 第1部 9:30~12:30 第2部 13:30~16:30

  【講師】吉田朝麻 【材料費】500円 【会場】研修室 【定員】各部20名まで

6月21日(火)からお電話でお申し込みください。先着順で定員になり次第、締め切ります。

 

■ZINEフェスティバル

  【日時】7月24日(日)10:30~14:00 【会場】研修室

  様々なZINEの展示や無料配布を行います。※入場無料

 

■朗読会「作家『太宰治』の誕生と、山梨からの再出発」

【日時】8月7日(日) 13:30~14:45

【講師】原きよ(朗読家・ナレーター・役者) 【会場】講堂 【定員】150名

7月5日(火)から電話でお申し込みください。先着順で定員になり次第、締め切ります。※入場無料

 

■閲覧室資料紹介「文芸誌・同人誌いろいろ」

  当館所蔵の貴重な文芸誌、県内の高校生、大学生が作成したZINE、様々な同人誌を紹介します。

  【会期】7月16日(土)~8月28日(日) 【場所】1階 閲覧室※入場無料