展覧会


展覧会情報


開館30周年記念特設展「太宰治 生誕110年ー作家をめぐる物語ー」
4月27日(土)~6月23日(日)

開催概要

御坂(みさか)峠の天下茶屋や甲府の湯村温泉での執筆、甲府市御崎町(みさきちょう 現・朝日5丁目)での新婚生活など、太宰治は山梨と関わりの深い作家です。初めての単行本の出版を切望した様子や、結婚にまつわるエピソード、戦後の活躍など作品をよむだけではわからない太宰治をめぐる物語を紹介します。

☆人気漫画文豪ストレイドッグスの展示コーナーもあります。※グッズなどのノベルティはございません。

御坂(みさか)峠の天下茶屋や甲府の湯村温泉での執筆、甲府市御崎町(みさきちょう 現・朝日5丁目)での新婚生活など、太宰治は山梨と関わりの深い作家です。初めての単行本の出版を切望した様子や、結婚にまつわるエピソード、戦後の活躍など作品をよむだけではわからない太宰治をめぐる物語を紹介します。

☆人気漫画文豪ストレイドッグスの展示コーナーもあります。※グッズなどのノベルティはございません。

 


  だざい おさむ

◎太宰 治   

 



19091948 小説家 青森県生まれ

本名 津島修治(つしま しゅうじ)
「走
メロス」、「人間失格」など、歿後70年を過ぎても多くの作品が読み継がれている昭和を代表する小説家・太宰治。

1938(昭和13)年9月、井伏鱒二の勧めで山梨県南都留郡河口村(現・富士河口湖町)御坂峠の天下茶屋に滞在。甲府市水門町(現・朝日1丁目)の石原家で石原美知子と見合いをし、婚約。11月、甲府市竪町(たつまち 現・朝日5丁目)の寿館に移る。翌年1月から8月末まで甲府市御崎町(現・朝日5丁目)で新婚生活を送り、9月に三鷹に転居後もしばしば甲府に滞在した。1945(昭和20)年4月、水門町(すいもんちょう)の妻の実家に疎開、7月、甲府空襲により石原家が全焼し、甲府市新柳町(しんやなぎまち 現・武田3丁目)の大内勇(おおうち いさむ)方に仮寓の後、青森県金木(かなぎ)の生家に再疎開、終戦を迎えた。

戦後は、「斜陽」、「ヴィヨンの妻」などを発表し、流行作家となるが1948(昭和23)年613日、山崎富栄と玉川上水に入水。同月19日に遺体が発見された

 

【写真】銀座のバー「ルパン」にて 1946(昭和21)年 撮影 林忠彦

 

 


 

【関連事業】

○対談「太宰治・著書と資料をめぐって」 

 講師 安藤宏(東京大学教授)、川島幸希(秀明大学学長)

 日時:2019年6月15日(土)13:30~15:00 

 場所:講堂

 定員:500名 ※要申込、聴講無料

 お申し込みはお電話か当館受付で(ファックス不可)。当館ホームページからもお申し込みできます。

 ☆詳しくはコチラをごらんください。


○ワークショップ「『富嶽百景』スノードームをつくろう」

5月11日(土)午後1時30分~3時 

 講師:穂坂優(ハンドメイド作家)

 会場:研修室 対象:小学校以上 定員20名 材料費1個500円 要申込


○映画鑑賞会「真白き富士の嶺」

 5月26日(日)午後1時開場 午後1時30分上映 99分

 原作 太宰治「葉桜と魔笛」 監督 森永健次郎 

 出演 吉永小百合、浜田光夫、芦川いづみほか 日活 1963年

 会場:講堂 定員500名 申込不要 鑑賞無料

※定員を超えた場合、入場をお断りすることがございます。


○年間文学講座3「山梨の文学」第1回「太宰治―甲府での足跡をたどって」 

 6月2日(日)午後2時00分~午後3時10分 

 講師 保坂雅子(当館学芸課長)

 会場:研修室 定員150名 要申込 聴講無料

(年間文学講座3は6月から9月まで3回開講される連続講座です。)

≪お詫びと訂正≫
6/2(日)特設展関連講座(年間文学講座3) 「太宰治―甲府での足跡をたどって」の開催時間について、特設展チラシの表記に誤りがありました。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。

【誤】13:30~14:40

【正】14:00~15:10

 
 

※ 要申込のイベントは、お電話か当館受付でお申込みください。対談と講座は

  当館ホームページからも申し込み可能です。ワークショップは材料費がかか 

  ります。

 

○閲覧室資料紹介「太宰治を読む」 

 4月27日(土)~6月23日(日)

 午前9:00~午後7:00まで(土日祝は午後6:00まで) 

 会場:閲覧室 入場無料

 「人間失格」や「斜陽」などの代表的な作品や「富嶽百景」をはじめとする山  梨ゆかりの作品と関連資料を紹介します。資料は手に取ってご覧いただけます

 

 

名  称: 山梨県立文学館 開館30周年記念 特設展「太宰治 生誕110作家をめぐる物語

会  場: 山梨県立文学館

会  期: 2019427()623()

休 館 日: 月曜日42956は開館57()

開館時間: 午前9:00~午後5:00(入室は午後4:30まで)

主  催: 山梨県立文学館

 

【観覧料】常設展観覧料でご覧いただけます。

一般:320円(250円)、大学生:210円(170円)

*( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金

*高校生以下の児童・生徒は無料

*65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)

 

*障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料

展示資料より

おもな展示資料

主な展示資料

 

原稿、草稿

 

 「陰火」原稿、「ア、秋」原稿、「ヴィヨンの妻」原稿(寄託資料)、「斜陽」草稿

 

・書簡

 

 井伏鱒二宛、井伏節代宛、浅見淵宛、高田英之助宛、竹村坦宛、熊王徳平宛、青木辰雄宛 

 太宰治書簡。その他、井伏鱒二の太宰治宛書簡など。

 

・書画

 

 山田貞一画女生徒表紙原画、「富士には月見草がよく似合」文学碑拓本