展覧会


展覧会情報


冬の常設展
テーマ展示
「山崎方代 生誕110年」
12月3日(火)~2025年3月2日(日)

開催概要

 冬の常設展では、生誕110年を迎える歌人・山崎方代(1914~1985)の選りすぐりの短歌12首を直筆資料により展示します。
 「選んでみよう!方代さんのうた」のパネルにより、観覧していただく皆様に、紹介する短歌の中からお好きな一首を、お選びいただきます。

 

 

■山崎方代(やまざき ほうだい)

歌人 1914~1985 山梨県甲府市右左口町(うばぐちちょう)生まれ。
 地元青年団活動の中で短歌を始めた。1938(昭和13)年、母を亡くし病身の父とともに横浜の姉を頼って離郷。1941年に召集され、南方戦線で右眼を失明、左目も視力の大半を失った。
 終戦後帰国し、しばらくの放浪生活の中で短歌の創作・同人誌活動を行い、1972年、鎌倉に居を定めた。1975年、雑誌「短歌」の第一回愛読者賞を受賞、歌壇の評価を得た。
歌集に『方代』『右左口』『迦葉(かしょう)』など。

 

 

【名称】2024(令和6)年度 秋の常設展 テーマ展示

     「山崎方代 生誕110年」

【会場】山梨県立文学館 2F 展示室A

【会期】2024年12月3日(火)~2025年3月2日(日)

【休館日】月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、その翌日が休館)、祝日の翌日、12月28日(土)~1月1日(水)、1月14日(火)~1月21日(火)は館内整備のため休館

【開館時間】9:00~17:00(入室は16:30まで)

【観覧料】一般 330円(260円) 大学生 220円(170円)

※()内は20名以上の団体料金・県内宿泊者割引料金

※高校生以下の児童・生徒は無料

※65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)

※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料

 

おもな展示資料

 



左より
「丸出しの甲州弁で申します花は死であり死は花である」額装
「ふるさとの右左口邨(うばぐちむら)は骨壺の底にゆられてあが帰る村」色紙
「茶ぶ台の上の土瓶に心中をうちあけてより楽になりたり」短冊
「茶碗の底に梅干の種が二つ竝(なら)びをるこれが愛というものなのだ」短冊
「冬の日が真綿のやうに射し込んで大正三年も遠くなりたり」短冊

 

 

常設展ではこのほか、樋口一葉、芥川龍之介、井伏鱒二、太宰治、山本周五郎コーナーなどの資料を、一部入れ替えます。飯田蛇笏・飯田龍太記念室では、冬の俳句の書を中心にご覧いただけます。