「選んでみよう 方代のうた」結果を発表します

2025.03.08

冬の常設展・テーマ展示「山崎方代 生誕110年」(2024年12月3日~ 2025年3月2日)では、生誕110年を迎える歌人・山崎方代(1914~1985)の選りすぐりの短歌12首を直筆資料により展示しました。
展示期間中、観覧されたみなさまに、「選んでみよう 方代のうた」のパネルにある、12首の中からお好きな一首をお選びいただきました。その結果は次のとおりです。
みなさま、ご参加ありがとうございました。

1位 「ことことと雨戸を叩く春の音鍵をはずして入れてやりたり」軸装    67票
2位 「茶碗の底に梅干の種が二つ竝びをるこれが愛というものなのだ」短冊  66票
3位 「寂しくてひとり笑えば茶ぶ台の上の土瓶が笑い出したり」短冊     57票
4位 「丸出しの甲州弁で申します花は死であり死は花である」額装      47票
5位 「ふるさとの右左口邨は骨壷の底にゆられてあが帰る村」色紙      43票
6位 「折から甲斐路の春は深く天まで桃の花盛りなり」額装         34票
7位 「まつ黒くすみたる馬の目の中に釜無川が流れている」短冊       32票
8位 「茶ぶ台の上の土瓶に心中をうちあけてより楽になりたり」短冊     31票
9位 「一ひらのさくらの花が流れ来て黒き机の上にとまれり」短冊      30票
10位 「手の平をかるくにぎつてこつこつと石の心をたしかめにけり」短冊   29票
11位 「ゆえ知らぬ涙は下る朝の陽が茶碗の中のめしを照せり」短冊      21票
12位 「冬の日が真綿のやうに射しこんで大正三年も遠くなりたり」短冊    19票