累計発行部数1000万部を突破した絵本「だるまさん」シリーズの作者かがくいひろしは、特別支援学校の教員でした。障がいのある子どもたちと向き合い、ともに過ごした経験がのちの絵本づくりへと繋がり、50歳で絵本作家としてデビュー。病で急逝するまでのわずか4年間に16冊もの絵本を生み出しました。
子どもたちは、かがくい絵本の擬音語、擬態語などを通じてことばの楽しさを知り、読み聞かされると笑いな がら体を動かします。子どもたちの豊かな反応に、周りの大人たちもいつしか笑いに誘われ、絵本を中心に笑顔 の輪が広がります。
本展では、全16作品の原画やアニメーションで絵本の世界をお楽しみいただくとともに、直筆のアイデアノートや教員時代に手がけた教材などからかがくいの人生と創作の原点に迫ります。 会場内は写真撮影・おしゃべりOKです。
〔主催〕山梨県立文学館|〔後援〕 NHK甲府放送局、テレビ山梨、山梨日日新聞社・山梨放送、テレビ朝日甲府支局、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、共同通信社甲府支局、時事通信社甲府支局、山梨新報社、日本ネットワークサービス、エフエム甲府、エフエム富士|〔特別協力〕加岳井久美子、渡辺直子、加岳井武志、ブロンズ新社、沖本敦子、山崎敬三|〔協力〕 講談社、PHP研究所、佼成出版社、教育画劇、偕成社、玄光社、白泉社、特種東海製紙、絵本ナビ、人形劇団プーク、ロバの音楽座、山梨交通|〔監修〕水島尚喜(聖心女子大学名誉教授・絵本学会会長)|〔クリエイティブデザイン〕柿木原政広(10inc.)|〔映像〕べんぴねこ|〔企画制作〕堀川佳子、文化企画
檜細工師三浦宏氏が制作した一葉の小説「にごりえ」の舞台となる銘酒屋・菊の井や終の棲家となった丸山福山町の家などの模型と、模型の内部や外観を針穴写真家田所美惠子氏が撮影したモノクロ写真を展示。一葉の作品世界と明治の暮らしの息づかいを感じてください。
1926年の昭和元年から、1989年に平成の時代に移るまでの62年余り、昭和の時代は戦争を挟んで、政治や社会制度、人々の価値観や生活様式も大きく変化しました。その時代のうねりのなかで生み出された昭和の文学を〝小説〟のジャンルに焦点をあててふり返ります。
芥川龍之介、正宗白鳥、谷崎潤一郎、室生犀星、木々高太郎、井伏鱒二、山本周五郎、林芙美子、太宰治、檀一雄、武田泰淳、深沢七郎、辻邦生、津島佑子、李良枝など、昭和を代表する作家たちの原稿や書簡、書画などの直筆資料や、図書・雑誌など約110点余を展示します。
2025年に新たに収蔵した資料より、樋口一葉・飯田蛇笏・芥川龍之介・村岡花子・山本周五郎・山崎方代・飯田龍太 などの、原稿や手紙、書画などを展示します。作家の創作の現場を直筆資料から想像してみてはいかがでしょうか。
常設展では、季節ごとの展示替えの際、特設のテーマ展示のコーナーを設けています。
令和8年度夏のテーマ展示では、歿後10年を迎えた小説家・津島佑子を紹介します。津島佑子は、1947年、津島修治(太宰治)と山梨県立都留高等女学校の教員だった美知子の次女として東京都三鷹市に生まれました。女性の内面世界に迫る初期作品を経て、戦争孤児や少数民族、差別、原発の問題へとテーマを広げ、多くの作品を発表。68歳で亡くなるまで、執筆の情熱が消えることはありませんでした。甲州を舞台に母の生家・石原家をモデルとした代表作「火の山―山猿記」原稿をはじめ、書簡、写真など約20点を展示します。
常設展では、季節ごとの展示替えの際、特設のテーマ展示のコーナーを設けています。
令和8年度春のテーマ展示は、歿後50年を迎える小説家・檀一雄(1912~1976 都留市生まれ)を紹介します。
檀一雄は、1951(昭和26)年に「真説石川五右衛門」「長恨歌」で第24回直木賞を受賞し、私小説や歴史小説など様々なジャンルの小説を発表していきました。15年以上かけて執筆された「火宅の人」は代表作として知られています。
展示では、檀一雄の自筆原稿や書画、書簡、著書などをご覧いただきます。